コラム・エッセイ
HOLE No.4『メダリストの強さの秘訣』
カリスマコーチ 岩本砂織のTop of the GOLF!!夕暮れに聞こえるひぐらしの鳴き声はプロを目指して練習していた頃の思い出と共に走馬灯のように駆け巡る。今指導している事を何故あの頃考える力がなかったのか?と後悔する気持ちと、あの頃の気持ちや行動は今とても役に立っていると思う事が交差するのです。
オリンピックのゴルフ競技では男女通して初のメダルを稲見萌寧プロが獲得したのは記憶に新しい。最後まで金メダルも期待されていましたが、銀メダルを決めるプレーオフでは世界で活躍しているリディア・コーを相手に勝利するなんていったいどんなメンタルの強い選手なんだろうと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
オリンピックが始まる少し前に稲見萌音プロとたまたま練習場で会った時、「めっちゃ調子悪いんですよ〜」っと口では言っていたものの始まれば最終日に近付くに連れ調整していけるあの能力に本当に彼女の強さがみえました。データに基づき課題を洗い出し、納得出来るまで徹底的にコーチに質問することで何を修正するのかを明確にし、やると決めたらやり遂げる『継続する力』です。
最近のスポーツ界では、世界に通用する選手が多く出ている印象ですが、1回目のコラムでお話した『データ』は世界に通用している選手の目標設定にとても役に立っています。感覚だけに頼らず明確な数値がある事で目標に邁進できる環境は昔と大きく違ってきているのです。目標設定をクリアしていく楽しさを知っているからこそ、試合本番の当日にこれまで努力してきたのだから『とにかく試合を楽しみたい』とコメント出来るのだと思います。
メンタルは強くするものではなく、詳細な目標設定や試合の本番を想定した練習をしてきたかで変わってくるものなんだと選手育成に携わり感じています。ゴルフを楽しむ皆さんも自分のゴルフの強さと改善すると更に良くなるところを書き出してみましょう! スイングの形ばかりに気がいってしまいがちですが、ゴルフ場でプレーしている自分を俯瞰してみるのです。スコアが悪い原因が意外とスイングではなく違うところに原因があることに気付くはずです。
東京ではコロナが本当に危機迫るほど広がり、皆さんの1人1人の行動がとても大切です。ゴルファーは自分だけの事ではなく自分以外のプレーヤーへの配慮もする素晴らしいスポーツです。皆さんの心を1つにゴルフイズムで乗り切りましょう!
50歳の誕生日を迎えました!
アースモンダミンカップでの解説の様子
