コラム・エッセイ
周南市北部地域の連携
翠流▼ようやく暑さがやわらぎ、紅葉の季節となった。周南市北部も紅葉の名所が各地にあり、地域のイベントを開くところもある。先日、須々万のふれあいの森なんでも工房に行ったが、訪れる団体などがコロナ禍前に戻り、にぎわいを取り戻してきたそうで、代表の村田真博さんも子どもたちの活動の指導に忙しそうだった。
▼市北部は、ナベヅルの八代▽観光果樹園の須金▽棚田の中須▽ふれあいの森のある須々万▽ホタルの里で竜文寺がある長穂▽春には芝桜の花が棚田を埋める大道理▽高瀬茶や三作神楽の和田▽錦川の流れる大向▽清流通りや漢陽寺、二所山田神社、長野山、石船温泉などの鹿野と、どこも魅力いっぱいだ。
▼一方で地域の高齢化、人口減少が進む。住民一人一人が最期まで生き生きと楽しく暮らすことができる環境整備がなによりも求められている。
▼ムラ起こし、まちづくりはずっと続けられてきた。周南市誕生後の20年だけでも新しい道路や施設が次々にでき、耕地整理も進んだ。それぞれの地域を見れば、小中・高校の閉校はあったが、今も将来に向けた事業を住民も市も続けている。
▼これに北部地域全体ではどうするのか、ビジョンがあればさらに心強い。将来、生活を支える産業は林業か、農業か、観光なのかなど基本的なことから、ふれあいの森、大田原自然の家、豊鹿里パークといった類似の機能を持つ施設の連携など、北部全体を視野に入れることで違った将来が見えてくるのではないだろうか。
(延安弘行)
