コラム・エッセイ
環境にやさしいイベント
翠流▼連日35度以上という異常な猛暑の中だが、各地で夏のイベントが開かれている。周南市の徳山夏まつりも、サンフェスタしんなんようも今年はコロナ禍の数年間を取り戻すかのような盛り上がり。これに南陽工高野球部の甲子園出場が加わり、パリ五輪の大観衆の中での日本選手の活躍も連日、伝えられ、まさに全開の夏だ。
▼そのにぎわいを見ていると、コロナ禍の数年間、この風景が消え、学校の休校や飲食店の休業や国民へのワクチン接種など空前の騒ぎも忘れそうだが、夏になれば夏祭りや盆踊りがあり、花火やみこしを楽しめる「いつもの風景」が本当に貴重なものだとコロナ禍は教えてくれている。
▼その中で、徳山夏まつり、サンフェスタしんなんようではごみの量も膨大で、開催中も終わってからもスタッフがその処理に懸命な姿があった。
▼ごみ箱には分別ができるよう「燃えるごみ」「燃えないごみ」などと書かれてはいるのだが、量が多すぎて飲食物の容器などがごみ箱からあふれてしまっていた。
▼コロナ禍前もイベントで出るごみの減量化が課題だった。容器を紙製にし、イベントの内容によっては、ごみの持ち帰りや、はしや容器の持参を呼び掛けるイベントもあった。中学生ボランティアが手づくりの回収箱を作り、会場で呼びかける姿もあった。イベントは夏だけでなくこれからも続く。環境にやさしいイベントへ、情報交換や仕組みづくりをもう一歩、進めたい。
(延安弘行)
