コラム・エッセイ
西中国の新時代
翠流▼周南市の北部地区で10日、中須ふれあいフェスタ、長穂ふれあいフェスタ、元気大道理ふるさとまつり、鹿野では大潮田舎の店の収穫祭が開かれた。9日から鹿野文化祭も始まり、萩市の写真家、下瀬信雄さんの写真展や、「鹿野まるごと文化祭」と題し、10日には旧大潮小でのマルシェなどもあった。
▼紅葉が進む市北部。以前は「ルーラルフェスタ」の名称で、国道など幹線沿いの直売所などが一斉にイベントを開く事業があった。今回、中須、長穂、大道理のイベントでは米をプレゼントするスタンプラリーも開かれた。
▼鹿野では12月に鹿野総合支所が鹿野図書館のそばに移転する。次は現在の総合支所の場所に観光交流拠点を建設する計画だ。
▼新施設は鹿野地区の魅力を紹介することはもちろんだが、鹿野だけの施設にとどまらず、周南市の北の玄関口として、北部を中心に市全体の観光の活性化に結び付く機能や、さらに岩国、山口市、島根県など西中国の拠点となり、各地の観光施設などの結節点としての役割を果たしてほしい。
▼豊かな自然、文化、農林業はこの地域の宝物。観光拠点施設の建設が、視野を広げ、多様な人たちと手をつなぎ、行政と住民の協力で、未来につながる活動を展開するきっかけになることを願いたい。そのためにも手間ひまはかかるかもしれないが、行政が地域に出向いての住民との今まで以上に活発な意見交換、“現場”の声を聞くための話し合いが求められている。
(延安弘行)
