コラム・エッセイ
「映画館に行こう」
翠流▼7日午前10時、上映開始のベルと同時に館内が暗くなり、周南市銀座にある毎日興業㈱のシネマ・ヌーヴェルが常設映画館として復活した。最初に上映された映画はフィンランドの小さな街に映画館がオープンするまでを描いたドキュメンタリー映画「キノ・ライカ」。この日から20日(木・祝)まで米国の天才女性シンガーの物語「エイミーBACK TO BLACK」と「MR.JIMMYミスター・ジミー」を上映している。
▼シネマ・ヌーヴェルは多スクリーンのシネマコンプレックスでは上映されることがない、アート系と呼ばれる映画を鑑賞できる「ミニ・シアター」。周南公立大学教授でもある長澤雅彦監督が選んだ世界各地の映画を積極的に上映する。
▼徳山駅周辺の活性化が実を結びつつある。徳山駅前賑わい交流施設などに続き、再開発ビルの「TOKUYAMA DECK」が1年前にオープン。以前の商店街と形は違うが、新たなにぎわいが生まれている。
▼この活性化事業の中で言われていたことの一つが、物販や飲食と並んで「文化」が活性化に不可欠な要素だということ。シネマ・ヌーヴェルの復活も市民の暮らしを豊かにする新たな力になる。
▼徳山の街では13年ぶり、シネマ・ヌーヴェルとしては約20年ぶりの復活。料金は一般1,800円、55歳以上(要証明書提示)は1,200円。この機会に1週間の予定表のどこかに「映画館に行く」と書き加えたい。
(延安弘行)
