コラム・エッセイ
レゾナック永源山公園に笹戸千津子作品
翠流▼今春、周南市のレゾナック永源山公園に同市出身の彫刻家、笹戸千津子氏制作のブロンズ像が6体設置された。若い女性や子どもをモチーフにした具象彫刻。公園内の郷土美術資料館・尾崎正章記念館周辺に並んでいるが、いずれも高い台座ではなく、公園を訪れる人に親しまれている。
▼今回、笹戸さんの作品は周南公立大学の構内や鹿野地区のカフェにも置かれることになった。開園中、自由に鑑賞できる公園にある意義は大きい。
▼2009年、周南市が市民といっしょに取り組んだ事業「ひと・輝きプロジェクト」に「わたしのまち発見プロジェクト」があった。合併から間もない同市の魅力を「発見」し、まちづくりに生かそうというものでお手伝いさせていただいた。
▼各地域の市民に親しまれている山に登り、地元で活躍する人に取材し、その中で野外彫刻も取り上げた。彫刻を見て回る講座を開き、その清掃活動にも取り組んだ。野外彫刻だけでなく、史跡や公共施設も盛り込んだ冊子「わたしのまち発見周南Walking Map」も作った。
▼あれから17年。市内では施設整備が進められ、設置場所が変わった石碑もある。進行中の事業も多く、まずはリアルタイムで野外彫刻や石碑などがどこにあるか、ホームページで発信すれば市内外の人にも喜ばれるのではなかろうか。入庁して間もない市の若手職員に研修の一環で担当してもらってもいいかもしれない。
(延安弘行)
