コラム・エッセイ
コロナを「正しく恐れる」
周南漫歩◎新型コロナウイルスのまん延が収まらない中、まさに「かけ」の上京だった。NPO国際ボランティアIMAYAの理事長の岩本功医師が日本財団グループの社会貢献支援財団から今年度後期の社会貢献者に選ばれ、IMAYA理事の筆者も東京・帝国ホテルで開かれた表彰式に同行したのだ。
◎とにかく余計な行動はすまいと岩本医師夫妻と申し合わせ、徳山駅―東京駅は新幹線で、東京駅―帝国ホテルはタクシーで移動。東京ではホテルから一歩も外出しなかった。新幹線も普段は乗らないグリーン車を使い、乗客の少なさや席の間隔が広いことにリスクの低さを期待した。
◎さすがに帝国ホテルのコロナ対策は万全で、ホテル内にいる限りは不感染を確信できるものだった。表彰式の後の懇親会では財団の安倍昭恵会長が全テーブルを回ってあいさつをしたが、もしここでコロナのクラスターが発生したら、安倍会長の夫の安倍晋三前首相まで濃厚接触者に疑われて政界を揺るがしかねなかっただろう。
◎それから2週間。そんなことは杞憂に終わり、岩本医師夫妻や私も体調に何の変化もなかったことでようやく本紙で報道できた。こんな体験は生涯忘れないだろう。これからもコロナをあなどらずに「正しく恐れる」ことを心がけたい。 (山上)
