コラム・エッセイ
小中高生は男女とも「さん」づけ
周南漫歩◎これも時代の流れだろう。本紙は小中高校生の敬称を男女に関わらず「さん」で統一することにした。これまで男子は「君」、女子は「さん」と敬称の使い方を区別していた。
◎学校現場では徐々にではあるが、教員が男女に関係なく「さん」で呼ぶケースが増えている。クラスごとの児童生徒の名簿もかつては男女別に五十音順に並べて男子を先にしていたが、1999年の男女共同参画基本法の制定を境に、性別に関係なく五十音順に並べた「男女混合名簿」に変化していった。
◎さらに名前そのものも、一見して男女の区別がつかないものが多くなった。本人や取材先で確認しない限り敬称の使い方を間違う恐れが以前より多くなり、世の中自体も男女の区別に大きな意味合いを置かない考え方が広まってきた。
◎そこで本紙は男女を区別せずに敬称を「さん」で統一することになった。もともと「君」は初代内閣総理大臣の伊藤博文公が吉田松陰の影響を受け、1890年の国会開設時に「国会議員が身分も性別も年齢も関係なく議論できるための敬称」として導入したのが始まりと伝えられるが、時代とともに意味合いが変化してきたのだろう。本紙もまた、時代に合わせて敬称のあり方を検証、検討していきたい。(山上)
