コラム・エッセイ
餅は餅屋
周南漫歩◎今だからこそ「餅は餅屋」ではないか。新型コロナウイルスの感染症が拡大する中、どういうわけか周南3市の対策本部会議に医師が同席する姿が見られない。
◎台湾ではウイルス発生直後から積極的対応で感染者を最小限に抑え込んでいるが、これは陳健仁副総統が公衆衛生が専門の疫学者であることが大きい。彼は行政院(内閣)の衛生署長だったころもSARSの感染拡大防止をトップダウン方式で進めて成果を挙げた。
◎このことを知って筆者は下松市の国井市長と藤本泰延総務部長に「医学の素人がいくら議論しても限界がある。効果的な感染症対策には医師の知見が必要だ」と指摘し、対策本部会議に医師の出席が必要だと提案した。
◎さっそく6日の対策本部会議で提案されて「必要な場面になれば医師の出席を求める」と決まった。当然だろう。これまで医師の出席を求める声が上がらなかったのが不思議なくらいだ。
◎あらゆる行事やイベントが感染症対策で中止や延期に追い込まれる中、対策会議も最低限のメンバーで効率的な会議をすべきだ。その上で医師に出席してもらうことに反対する声はなかろう。
◎こうした体制があれば、不足の事態が起きても冷静でスムーズな対応ができる。それは国井市長が掲げる「オールくだまつ」をさらに充実させることにもつながる。(山上)
