コラム・エッセイ
千葉県に「周南」
周南漫歩◎まさか遠く離れた千葉県に「周南」なる地名があるとは…。千葉県在住の友人から「山口県と勘違いされている郵便局がこちらにあるよ」と教えてもらったのが君津市にある「周南郵便局」だ。
◎周南と書いて「すなみ」と読む。この地域はかつて人口約2800人の「周南村」だったが、1954年の1町2村合併で「君津町」になり、71年の市制施行で君津市になった。現在は人口約8万人で、日本製鉄(旧新日鉄)東日本製鉄所君津地区が立地しているおかげで自前の財政が豊かな自治体だ。
◎なぜ周南なのかといえば、村時代に属していた周准(すえ)郡の南部に位置していたためらしい。同様の起源で周西(すさい)村も周南村の近くにあったという。
◎いまもこの地域には周南郵便局だけでなく周南小、周南中、周南公民館、君津警察署周南警察官駐在所、JAきみつ周南支店など「周南」を冠した公共施設がいっぱい。周南小のホームページによると1890年に「周南尋常高等小学校」になってから現在まで「周南」を校名に冠し続けており、こちらの周南市とは比較にならないほど歴史が古い。
◎千葉県に連綿と息づく「周南」との縁が周南市と持てないものか。周南市も君津市も市長が女性という共通項もある。周南市にも君津市にも日本製鉄の生産拠点があるなど接点は結構ありそうだ。そして光市にはかつて周南町があり、立野地区には「周南」という集落がある。(山上)
