コラム・エッセイ
2人の奨学生に期待
周南漫歩◎NPO国際ボランティアIMAYAがベトナムの国立フエ医科薬科大学の医学生、薬学生に年間2万円の奨学金を贈る奨学生制度に筆者と家内が今年度から参加したが、その相手が決まった。
◎今年度の奨学生は15人。それぞれ「誰が誰を支援する」と明確にしているのがこの奨学金の特徴で、筆者は同大学医学部2年生のグエン・ティ・トラ・ミさん(19)▽家内は同大学薬学部2年生のグエン・トゥ・ティ・ヒエンさん(19)に奨学金を贈る。いずれも女性で、建国の父のホー・チ・ミン主席を生んだギアン省出身だ。
◎同大学からの資料によると、2人とも事故や病気で3歳で父親を亡くした母子家庭に育った。ともに貧しい農家で、ミさんの母親はミさんら2人の娘の大学進学の学費が約1万5千円の月収では足りず、政府のローンを受けている。
◎ヒエンさんは妹が医学生。母の月収は約1万円で、娘2人の学費を銀行から借りている上、母自身が甲状腺がんを患っていて症状が悪化しており、ヒエンさんは喫茶店で働きながら学んでいる。
◎IMAYAが2008年から始めた奨学金制度は、今年度までに計16人の医師や薬剤師を育てた。筆者と家内が支援する2人もきっと弱者に優しい医師や薬剤師になるだろう。次にベトナムに渡航する際には、ぜひ二人に面会したい。 (山上)
