コラム・エッセイ
自衛隊の失態
周南漫歩◎記者を「管理」する意味は何か。光市の光地区消防本部で開かれた自衛隊と警察、消防の合同の採用説明会で、自衛隊の事前の報道対応は我々記者をがんじがらめにしかねないものだった。
◎自衛隊山口地方協力本部の柳井地域事務所が報道各社向けに出した取材依頼は「取材希望者は取材申込書に報道機関名、取材内容、取材者の職名、氏名、車の車種、ナンバーを記入して事前に提出」「当日は柳井警察署に集合し、自衛隊の担当者が会場まで案内する」「取材時は記者証や取材腕章を携行する」というものだ。
◎警察や消防の取材でも、こんなことを求められたことは100%ない。車のナンバーの申告なんて必要性がわからないし、光消防に行くのになぜ柳井署に集合しなければならないのか。光消防の場所なんて周南地域の記者なら誰でも知っている。
◎さらに重要な問題点は、自衛隊が報道発表する際に警察や消防と協議らしい協議をしていないことだ。その証拠に光警察署や光地区消防本部の担当者は、自衛隊がこんな報道発表をしたことに驚いていた。3機関の関係はそんなに薄いものか。ならばなぜ3機関合同の説明会が開けたのか。
◎開催日が参院選の投開票日の7月21日というのも警察への配慮がない。国防を担い、災害時には救助で最も頼りになる自衛隊だ。もっとしっかりしてくれといいたい。(山上)
