コラム・エッセイ
「桜を見る会」
周南漫歩◎生まれて初めて出席した今年4月の東京・新宿御苑の「桜を見る会」が、まさかこんな展開になるとは。約1万8千人もの招待客をめぐって首相など要人が推薦する「枠」の存在を中心にあり方が問題化し、安倍首相の後援会が都内のホテルで開いた前夜祭の問題も絡み、当初予想された年末の衆院解散・総選挙は吹っ飛んだ。
◎筆者は新宿御苑に足を踏み入れること自体が初めてで、普段は直接お目にかかれない著名人に次々に遭遇。筆者のような田舎者にはまるで夢のような瞬間の繰り返しで、別世界の雰囲気に浸った。
◎そのことは本紙で写真と記事で詳報したが、美しく咲き誇る桜の木々の下でこんな気持ちになれば、誰だって気分がリフレッシュでき、あすへの活力が得られるだろう。社会貢献に活躍する一般の人たちをさらにこうした会に招いてもらえないものか、そうすれば社会のためにもっと頑張ってもらえるのではないかと思ったほどだ。
◎それだけでも「桜を見る会」に出席できた甲斐があった。まさに「百聞は一見に如かず」だ。このことは筆者の人生の大切な思い出の1ページになった。
◎来年、2020年はどんな1年になるのだろう。全国的には東京五輪で沸騰するだろうし、周南地域では4月に下松市長選、5月に周南市議選、秋に光市の市長選・市議選が続く。「桜を見る会」から見えた、さまざまな思いや発想を、何らかの形で生かす1年にしたい。皆さん、どうかよいお年を。(山上)
