コラム・エッセイ
[下松]パナマ大統領
周南漫歩◎下松市の日立製作所笠戸事業所にパナマ共和国のファン・バレーラ大統領が訪問したことが非公開だったのは、下松市を世界にアピールするチャンスをみすみす逃したようで残念でならない。
◎来日した外国の要人の地方訪問が非公開になることはほとんどなく、2015年7月にカンボジアのフン・セン首相が下関市を訪問した時も報道機関に公開されている。
◎なぜ今回に限って非公開か。外務省のホームページには4日付で大統領と安倍首相が会談したことが取り上げられ、大統領が「明日、安倍首相の故郷でもある山口県の鉄道車両製造工場を訪れることを楽しみにしている」と述べたと紹介しているほどなのに。
◎後でわかったことだが、バレーラ大統領は6月30日で任期満了だ。パナマ憲法では大統領の連続再選は不可。5日に投開票の大統領選ではバレーラ大統領とは違う政党の候補者が当選していた。
◎つまり政権交代だが、これで日立がパナマから受注した930億円のモノレール車両に影響が及んではならない。日パ両国の国交樹立以来、115年に及ぶ修好の積み重ねを信じたい。
(山上)
