コラム・エッセイ
[年末漫歩]1点ものの新聞(山根正)
周南漫歩◎スマホで時折、ネットオークションを見る。興味があるのは絵画、骨董、車、洋服、ゲームソフト。先日、1枚の版画を落札した。
◎版画は「立原位貫」という人が手がけた浮世絵の復刻版。5年ほど前に別の作品を見てファンになった。スマホで出品物の画像を見て「手に入れたい」と思った。出品期間は数日。設定落札時刻の5分間の入札者同士のデッドヒートを経て落札した。金額は伏せる。
◎自分以外の入札希望者との競争は資金力が前提で、ないカネは払えない。ただ負担できる範囲であれば「このモノにはこれだけのお金を払っていい」という価値観の勝負だとも思った。
◎日刊新周南は周南、下松、光の各市をカバーする唯一の新聞。乱暴にいえばオークションの1点ものと同じ位置づけだ。このエリアに住むおよそ25万人が「手に入れたい」と思える紙面を来年も追求したい。(山根正)
