コラム・エッセイ
下松市長選の投票率
周南漫歩◎「同根」の現職と新人が激突する下松市長選が始まった。来月には「多数乱戦」の周南市議選があるし、10月には光市で市長選と市議選のダブル選挙が控えている。衆院の解散総選挙の時期も不透明だし、今年はまさに「選挙イヤー」だ。
◎選挙は有権者一人ひとりが自分の気持ちや考えを一票に託す貴重な機会だ。下松市長選では市選管の広報車から流れる投票啓発アナウンスを、下松高放送部の1年生が吹き込みを担当した。
◎20年ぶりの市長選だが、20年前は合併の是非を問う「政策選択選挙」だった。動員合戦は熾烈を極め、あらゆる怪文書が舞い、候補者に対する誹謗中傷は遠慮なしだった。
◎今回はどうか。先月の下松市議会では職員給与条例改正案をめぐって議員の賛否が割れ、賛成14、反対5で可決された。議員個々で議案を吟味し、賛否を判断したのだろう。市長選に臨む有権者も議員のように自分の考えで投票に臨むなら、投票率は自然と上がる気がしてならない。
◎現職の国井益雄氏は行政経験があり、山口県市長会の会長でもある。新人の井川明美氏は前市長を父に持ち、会社経営の経済感覚を持つ。市民の軍配がどちらに上がるのか、それは高投票率の中での決着であるべきだ。
(山上達也)
