コラム・エッセイ
【光市】“看護師市長”がとっさの行動
周南漫歩◎何事もとっさの判断と迅速な行動が必要だ。2月11日に光市のホテル松原屋で開かれた市川熙前市長の旭日中綬章の叙勲祝賀会の席上、男性出席者の一人が倒れた。その際の看護師の機敏な行動が話題になっている。
◎この看護師は藤井律子周南市長で、広島大医学部付属看護学校を卒業して看護師になった。夫の藤井真県議の急逝で後を継ぎ、県議4期を経て現在は市長2期目。祝賀会には隣接市の市長として来賓で出席していた。
◎男性出席者が倒れたのは会の最終盤、万歳三唱の直前。出席者全員が席から立ち上がった瞬間、男性は「ドスン」という大きな音とともに倒れ、すかさずに駆け付けたのが藤井市長だった。
◎「わかりますか」と声をかけたり脈を取ったりし、同席の赤星公一消防長に「救急車を呼んで!」と要請。近くにいた南典文歯科医師や桑田憲幸市立光総合病院長も駆けつけて、藤井市長が即座に毛布で作った担架に乗せて室外に運び、到着した救急隊に引き継いだ。その間、5分もかからなかったという。
◎その男性はその後の経過も順調で、現在はしっかりと元気を取り戻したという。藤井市長のとっさの対応はきっと周囲に安心感を与えたに違いない。迅速で的確な対応の大切さを教えてくれた一幕だった。
(山上達也)
