コラム・エッセイ
8月作品(その三)席題「近詠句」河村紅衣 選
下松多宝塔川柳会人生の心の余白川柳だ 佃元気
言い訳が嘘か本音か分からない 中村好徳
任命の責任何と軽いこと 松永よし子
一代で築く会社のワンマン化 神田鈴佳
かゞり火の涼しい遊び鵜飼船 佃元気
よちよちの孫をよちよち追っかける 神田すが代
金メダル初出場でバンザーイ 瀧川茶々
一瞬のすきで逃した金メダル 鍵谷珠枝
金メダル苦労忘れたこの笑顔 鍵谷珠枝
逆転だまだまだつなぐ夢舞台 中原童士
核の傘頼りにしてる被爆国 松永よし子
失敗談皆吹き出して場が和む 松永よし子
切り捨てた過去が透けてる女ひとり 栗田梧空
お昼寝にママのやさしいうちわ風 鍵谷珠枝
ヒロシマに廃絶言えぬ総理席 有海静枝
煽てられ調子に乗って後で泣く 中村好徳
陽の当たる場所しか知らぬ不幸せ 神田すが代
口出しはすまい昭和はもう昔 神田すが代
(秀)絶望をせぬよう記憶うまく消え 有海静枝
墓掃除心の垢も拭い去り 選者
