コラム・エッセイ
12月作品(その一)宿題「崩れる」 滝川茶々選
下松多宝塔川柳会堰きって崩れ落ちたのやさしさに 有海静枝
追いさらばえてお手上げの後始末 河村紅衣
今ここで泣き崩れたら名が廃る 河村紅衣
遺産分け家族崩れる欲の道 赤尾ひなた
倫理観崩れ真実霧の中 松永よし子
泣き崩れながら保険の金目当て 河村紅衣
トロトロと甘く煮た子が煮崩れる 神田すが代
崩れても復興目指す能登の里 松永よし子
スピードの世伝統文化崩れゆく 佃元気
崩れるか女神と鬼の紙一重 栗田梧空
信頼が荷崩れ起こし慌て出す 中村好徳
綿密な計画立てて総崩れ 末光康英
喪の帯を解いて初めて崩れ落ち 有海静枝
くずし字は何回見ても読めないよ 中原童士
アリバイが崩れて立場逆転し 中原童士
化粧崩れおまえは誰だ云った夫 佃元気
ホルモンのバランス崩す更年期 神田すが代
ミサイルで崩れる平和一夜にて 神田鈴佳
夢に見た名句をバクが食い崩す 鍵谷珠枝
(秀)孫の手がそっとそっとと将棋盤 鍵谷珠枝
元美人崩れた後がブルドック 選者
