コラム・エッセイ
3月作品(その二) 宿題「抜く」末光康英 選
下松多宝塔川柳会赤ワインコルクが抜けずビンの中 佃元気
どくだみは抜いて抜いても生えてくる 滝川茶々
ライバルと抜きつ抜かれつ坂を越え 浦川うらら
ラムネ抜くシュワッとあぶく喉をつく 鍵谷珠枝
気を抜いたとたん巧手が入れ替り 神田鈴佳
耐え抜いて行く末不明ウクライナ 神田鈴佳
息抜きの旅から疲れ持ち帰り 神田すが代
冬が好き手抜きが出来る鍋料理 佃元気
歳月が私の記憶また間引き 神田すが代
抜群の成果の後の土と生き 栗田梧空
シャンパンの栓が飛び出す嬉しい日 鍵谷珠枝
抜かれても行き着く先に大差なし 有海静枝
父さんを抜いた背丈に自慢顔 谷珠枝
一言に度肝を抜かれ目が泳ぐ 中村好徳
手抜きでも一本つけて今日も鍋 松永よし子
出し抜いたつもりはないが疎まれる 中村好徳
マラソンでゴボウ抜きなく一人抜く 佃元気
解体ショー漁師無駄なく骨を抜き 神田すが代
出し抜いた筈が待ってた落し穴 松永よし子
(秀)ぬるま湯に抜けた毒気が浮き沈み 河村紅衣
出る杭は打つのは面倒抜いちまえ 選者
