コラム・エッセイ
12月作品(その三) 席題「洗う」松永よし子 選
下松多宝塔川柳会断捨離で洗いざらいに始末する 中村好徳
皿洗い今や男子の得意技 神田鈴佳
親切に心洗われ元気出る 佃元気
洗い髪黒からゴマへ艶もなし 滝川茶々
料理する食べる洗うのくりかえし 有海静枝
参拝で心洗って帰ります 浦川うらら
老いた脳じわり洗って夢を抱く 鍵谷珠枝
うたかたの恋を流した通り雨 神田すが代
子の寝息に心の傷を洗われる 神田すが代
反骨が洗いざらしの首で待つ 神田すが代
ポケットにティッシュを入れて洗濯機 末光康英
洗っても落ちない染みと言う個性 有海静枝
大掃除今年のアカを終い風呂 鍵谷珠枝
洗っても落ちない汚れ胸の内 末光康英
洗うほど罪の大きさ見えて来る 中原童士
昨日今日腹の一物丸洗い 河村紅衣
シャンプーし抜け毛の量でガッカリし 赤尾ひなた
裏金を洗うと誰もわからない 末光康英
首洗い待っております地獄行き 河村紅衣
(秀)世の汚れ落したくって目を洗う 鍵谷珠枝
洗われて角がとれても落ちぬ垢 選者
