コラム・エッセイ
古典落語
ちょこっと豆知識 立入塾好きな話は何度聞いても楽しいものです。内容が判っていてもまた聞きたくなりますし、同じ個所でドキドキしたりワクワクします。古典落語も何度も聞きたくなります。
我が子に縁起の良い名前を付けたいと名前がどんどん長くなってしまう「寿限無」。蕎麦の代金を軽快な会話でごまかす「時そば」。大好物の饅頭を怖いと言ってせしめる「まんじゅうこわい」。殿様が出かけた目黒で庶民が食べるさんまを偶然食べ、その美味しさが忘れられずにもう一度食べたいと騒動を起こす「目黒のさんま」。この辺の噺は有名ですからどこかで聞いた事があると思います。
(立入塾 周南市開作北819-7 TEL.0834-25-4553)
「芝浜」腕はいいが酒好きで酒の失敗で仕事が上手く行かない魚屋が、大金の入った財布を拾います。大喜びで妻に財布を渡し、また酒を飲んでしまいます。酔いが醒め財布の事を妻に尋ねると、酔って夢でも見たのだろうと言われ、そこで改心して酒を断ち仕事に本腰を入れます。時が過ぎ、拾った大金が自分のものになると判り、夢だと嘘をついていた妻が謝りますが…。
「粗忽長屋」普段から粗忽者(うっかり者)の長屋の熊さん。ある日、町外れに行き倒れの死人が出たと騒ぎに。死体を見た同じ長屋の八さんが死体は熊さんだと気づき、長屋に熊さんを呼びに行きます。呼ばれた熊さんも慌てて出かけてみると、自分の死体が。熊さんと八さんのやり取りが軽快に語られます。
放送中の大河ドラマ「いだてん」では、ビートたけし演じる五代目志ん生が狂言回し(物語の進行役)として登場します。明治から昭和の日本人がオリンピックにかける物語が落語の内容になぞらえて進んで行きます。ドラマは落語の知識が無くても十分楽しめる内容になっていますが、落語を知っていると更に楽しめると言った具合です。かつて多くの日本人が知っていたであろう古典落語を、今は知らないと言う人が増えてるようです。(自分もその一人ですが)「いだてん」が少々苦戦しているのはそんなところが原因かもしれません。
