2026年04月30日(木)

コラム・エッセイ

天神ハモの季節

ちょこっと豆知識 立入塾

 知人からハモのコース料理を防府まで食べに行ってきたと報告がありました。話を聞いている最中から私もハモ料理が食べたくなりました。子供のころ苦手だった食べ物はいくつもありますが、そのほとんどが歳を取るにつれて好物に変わっていきました。ハモもその一つです。

 幼いころ、唯一食べることが出来た魚料理は骨のない刺し身でした。しかし、食卓に上がるハモの刺し身(湯引き)には小骨が残っており、食べることが出来ませんでした。それが好物へと変わったのは、関西に住んでいたころのことです。夏のボーナスをもらって少し気が大きくなった私は、会社の同僚に頼んで京都までハモ料理を食べに連れて行ってもらいました。

 関西、特に京都では新鮮でおいしい魚が食べられないと、山口出身の私はいつも同僚へ愚痴をこぼしていました。確かに京都では安くておいしい魚は食べることが出来ませんが、それなりの金額を払えば幾らでもおいしいものを食べることが出来ます。

 京都でハモ料理を食べようとすると、かなりの出費を覚悟しないといけません。その覚悟の上でいただいたハモの湯引き(京都では梅肉で食べる)は今でも覚えているおいしさでした。

 かつて京の都へは水を張った箱に生きた魚を入れて行商人が担いで運んでいました。しかし夏場はほとんどの魚は移動中に死んでしまい、夏の京都では新鮮な魚は食べることが出来ませんでした。唯一、生きたまま都まで届けることのできたのが、生命力の強いハモだったということです。以来、夏のハモは京都の名物となりました。

 京都で食べたハモのおいしさは幾分、値段補正がかかっていたかもしれませんが、ここ、山口では、安くておいしいハモの湯引きをスーパーで買うことが出来て、有り難い限りです。

 さて、防府でハモを食べて来た知人が私に「なぜハモは防府が有名なのか?」と尋ねてきました。私は「大洋ホエールズの高木豊氏(レノファの高木選手の父でもある)の出身地だからじゃない」と答えておきました。

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