2026年04月30日(木)

コラム・エッセイ

山口県産業技術センター(JAXAも)

ちょこっと豆知識 立入塾

 宇部市あすとぴあにある県産業技術センターの見学会に参加して来まし。JAXAが山口県にやって来ると言うニュースが話題となっていますが、JAXA西日本衛星防災利用研究センターが産業技術センター内に開設されるということで、再びセンターに注目が集まっています。

 民間企業を県が技術的にバックアップすることが産業技術センターの主たる目的で、そこにある多くの最新機器は一般に開放されています。それらの機器は大企業では導入が可能でも、中小企業となるとコスト的に厳しいとされるもので、センターでは主に中小企業の技術的サポートをしています。

 今回の見学会では指導員の説明を聞きながら実際にこれらの機器が稼働している所を見学しました。樹脂積層式造形機、いわゆる3Dプリンターの実物を初めて目にしました。3Dプリンターは近年身近になった技術ですが、実物に触れてみると個人レベルで気軽に使えるものではないと実感しました。完成品のサンプルとして見せてもらった樹脂製の精巧な手のひら大の歯車は、完成までに数時間かかるとのことです。

 実はそれぞれの機器の使用は有償で、どれも1時間当たり数1,000円(ほとんどが2〜3,000円)ほどが必要となります。先ほどの歯車は完成に数万円が必要となります。3Dプリンター以外にも味覚成分を化学分析して数値的に解析する装置、高倍率の電子顕微鏡など、興味深いものが目白押しです。これらはいずれも個人でも申し込めば使用が可能と言うことです。若い人の柔軟な発想の具現化、小中学生の夏休みの自由研究など利用価値は高そうです。

 センターでは水素燃料による発電の研究もしているとのことですが、山口県(周南市)で生産された水素燃料が種子島のロケット発射の燃料として使われることから、山口県と宇宙開発とのつながりはより深くなっています。センターの広報の方は、JAXAが来ることばかりが話題だが、本来の技術サポートをより多くの方に知って、利用してほしいと熱弁されていました。

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