コラム・エッセイ
国体選手
ちょこっと豆知識 立入塾M君が当教室に通っていたのは20年以上前の事になりますが、今でも印象深い生徒の1人として記憶に残っています。最初に彼がやって来たのは中学2年生の時でした。目立つタイプではないものの、素直で明るく勉強の出来る生徒でした。特に理数系が得意で、彼は迷わず高専へと進学しました。そして進学後も数学や物理を一緒に学習しました。
入塾当初、彼は教室にあったPCに興味を持ち、使い方やコンピュータに関する知識を授業の合間に彼に教えていたのですが、高専に入学してから1年足らずで彼のコンピュータに関する知識は完全に私を上回りました。そして卒業が近くなる頃には、彼との授業時間の半分以上がコンピュータ談義へと変わっていました。話題はプログラミングや制御システムに関する事から流行のゲームまで幅広いものでした。なかでも「ぷよぷよ」は盛り上がりました。
「ぷよぷよ」は今でも人気のゲームですから、プレイしたことのある方もいると思います。当時、「テトリス」の大ヒット(私の父もいつもプレイしていて母によく叱られていました)を受け、類似のパズルゲーム(画面上部からランダムに落ちてくるピースを上手くコントロールしながら積み上げていく、いわゆる落ち物系ゲーム)が幾つも登場しました。その中の一つが「ぷよぷよ」でしたが、すぐに「テトリス」以上の人気となりました。
「テトリス」との違いは画面の左右で同時に2人が対戦形式でプレイできることで、これが人気を得た理由でもありました。M君と何度か対戦した事は忘れません。私も「ぷよぷよ」はそれなりにプレイしていたので多少の自信がありましたが、いわゆる瞬殺と言うもので、彼には全く歯が立ちませんでした。M君は謙遜気味に「多分、学年では一番だと思います」と頭を掻いていました。
さて、何かと話題のeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)ですが、今年の茨城国体の種目として「ぷよぷよ」が選ばれたとの事です。M君から仕事頑張っているとの年賀状が届いたばかりですが、さすがに国体の文字はありませんでした。
