2026年05月28日(木)

コラム・エッセイ

残暑お見舞い♪

随想 猫の目 吉原 雍

 «ツクツクも 声ひそめたり 首相去る»

 年と猛暑のせいでボケーとしていたら、昨日安倍首相が辞任表明。

 史上最長政権記録達成の数日後だから、緊張の糸が切れたのかと思ったら、原因は持病の悪化とか。

 お気の毒に。長期間お疲れ様でした。どうかお体お大事に、またのご活躍をお祈りします♪

 そして今日もボケーとしていたらもう次期首相が事実上決まった。ハハハ(笑)

 «一橋大学誕生・続»

 そんな中、恐縮ですが先週の続きを少々。

 ご存知のように明治維新後、新政府は一日も早く欧米列強に追いつくため、何かと真似をした。

 高等教育制度もそうで、国体の整備維持のため独仏式の法科優先の大学を設立した。

 それに不満な早稲田、慶応などの私立大学や女子大学が相次いで設立された。

 一橋も商法講習所(明治8年、半官半民)、東京高商(明治18年、官立)時代から、法科優先の官立大学教育に異を唱えた。

 「欧米の経済は巨大で、日本のソロバン、前垂れ商法では太刀打ちできない。

 貿易、為替、会計、統計、金融、保険など高等商業を教える大学が必要。」

 そして優秀な教授陣と学生を集めて日夜勉強し、学問、実業の両面で成果を挙げた。

 だが政府は藩閥、武士の気分が濃厚で、高等商業教育には冷淡。

 「東京高商は東京帝大と合併せよ。不満なら廃校。」と2度も宣告。

 これには全学生千五百人が退学届に署名、寮に籠城し「学の自由何するものぞ」と抵抗。渋沢栄一さんが何度か仲介に入った。 

 そして40年過ぎた大正9年、商学・経済学専門の国立・東京商科大学が誕生(昇格)した♪

 «だがいま国立大学経営は厳しい»

 話は飛んで(笑)昨今日本の財政はひっ迫し、国立大学は「自力経営」=独立法人化された。

 予算も希望を下回ることが多く、不足は卒業生の寄付で成り立っている現状だ。

 予算は論文の年間提出数などで決まるので、医学、工学、理学、法経など多学部を持つ大きな総合大学は有利。

 一方で一橋大学、東工大、東京芸大、東京医科歯科大など小粒の単科大学は不利。(4大学は生き残りをかけた連携強化を検討中。)

 誠に残念ながら現存する国立大学の中から、いずれ脱落する大学が出るだろう。

 こんな悪条件下、私立大学経営も何かと大変そうで、自力生存のため各校が知恵比べ中だ。

 資本主義、自由主義の宿命だが仕方がない。

 «最後は三匹の猫»

 4日〜22日、「タイ・ラオス・カンボジア山岳民族の手づくり展」♪

(ギャラリー三匹の猫)

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