コラム・エッセイ
たらい回し2回
随想 猫の目 吉原 雍«首相のたらい回し»
最近久しぶりに「たらい回し」という単語に2回出くわした。
1回目は、安倍首相辞任後の次期首相は自民党長老組が「たらい回し」で決めるというウワサ。
この「たらい回し」の意味、何だかわかったようでわからないうえに、かなり下品でいい加減な響き。
「安倍ちゃんの次は誰にする?」「たらい回しにしよう。」♫
テレビで見る芸人さんの「たらい回し」なら、次のあんばいだがまさかねえ。(笑)
党の長老数人が仰向けに寝転がって、順番に足でぐるぐる「たらい回し」。(笑)
「最初はA」「次はB」…全員が一巡したら「よし、おしまい」「決まった、○○君で行こう」♫(笑)
«昔の自民党も»
することは今と似たりよったりだったかもしれないが、今よりはすべてが重厚だった気がする。
大中小の派閥が党内にいくつもあって、親分子分ががっちり固まっていた。
親分は「スキあらば俺が首相に」とやる気満々だから、若いころから常に勉強し、人格も鍛えて、子分も切磋琢磨(せっさたくま)した。
昔、親戚のK爺ちゃん(自民党長老)から聞いた話を思い出す。
「夜、佐藤家の木戸から田中さんがフラりと入って来てね、佐藤さんが、おお、角よ、よー来た、よー来た、ちゅうて大喜びしてね。♫
佐藤さんは田中、福田さん、どっちも可愛がっちょったからね。」
かつての日本は政治、経済、学問、労働界…どの分野にも風格、見識、実力ある人が多かったけど、最近は「たらいにちょこっと乗れる」くらい軽くなったね。(笑)
«コロナのたらい回し»
もう1回の「たらい回し」は、少し前コロナ危機が盛んだったころの町のウワサ。
コロナか普通の病気かを問わず患者が入院したい時に、受け入れ病院が態勢不足で入院できなくて、次から次に「たらい回し」にされたという。
一般論として日本の医療界が「ベッド、医師、看護師、技師、治療設備、薬品、備品、資金不足など」で崩壊危機に直面しているのは本当らしい。
その弱さがコロナ危機の混乱で助長されて、「たらい回し」的な現象が一部で起きたのかもしれない。
どうかこんな「たらい回し」が、例えウワサ話でも今後2度と起きませんように。
使途勝手の10兆円予備予算を使って、コロナ最優先、至急改善してほしいね。♫
«最後に、先日は遠石八幡宮の秋季大祭♫»
周南市と市民の繁栄間違いなしの御神託がありましたよ♫
(ギャラリー三匹の猫)
