2026年05月28日(木)

コラム・エッセイ

たらい回し2回

随想 猫の目 吉原 雍

 «首相のたらい回し»

 最近久しぶりに「たらい回し」という単語に2回出くわした。

 1回目は、安倍首相辞任後の次期首相は自民党長老組が「たらい回し」で決めるというウワサ。

 この「たらい回し」の意味、何だかわかったようでわからないうえに、かなり下品でいい加減な響き。

 「安倍ちゃんの次は誰にする?」「たらい回しにしよう。」♫

 テレビで見る芸人さんの「たらい回し」なら、次のあんばいだがまさかねえ。(笑) 

 党の長老数人が仰向けに寝転がって、順番に足でぐるぐる「たらい回し」。(笑)

 「最初はA」「次はB」…全員が一巡したら「よし、おしまい」「決まった、○○君で行こう」♫(笑)

 «昔の自民党も»

 することは今と似たりよったりだったかもしれないが、今よりはすべてが重厚だった気がする。

 大中小の派閥が党内にいくつもあって、親分子分ががっちり固まっていた。

 親分は「スキあらば俺が首相に」とやる気満々だから、若いころから常に勉強し、人格も鍛えて、子分も切磋琢磨(せっさたくま)した。

 昔、親戚のK爺ちゃん(自民党長老)から聞いた話を思い出す。

 「夜、佐藤家の木戸から田中さんがフラりと入って来てね、佐藤さんが、おお、角よ、よー来た、よー来た、ちゅうて大喜びしてね。♫

 佐藤さんは田中、福田さん、どっちも可愛がっちょったからね。」

 かつての日本は政治、経済、学問、労働界…どの分野にも風格、見識、実力ある人が多かったけど、最近は「たらいにちょこっと乗れる」くらい軽くなったね。(笑)

 «コロナのたらい回し»

 もう1回の「たらい回し」は、少し前コロナ危機が盛んだったころの町のウワサ。

 コロナか普通の病気かを問わず患者が入院したい時に、受け入れ病院が態勢不足で入院できなくて、次から次に「たらい回し」にされたという。

 一般論として日本の医療界が「ベッド、医師、看護師、技師、治療設備、薬品、備品、資金不足など」で崩壊危機に直面しているのは本当らしい。

 その弱さがコロナ危機の混乱で助長されて、「たらい回し」的な現象が一部で起きたのかもしれない。

 どうかこんな「たらい回し」が、例えウワサ話でも今後2度と起きませんように。

 使途勝手の10兆円予備予算を使って、コロナ最優先、至急改善してほしいね。♫

 «最後に、先日は遠石八幡宮の秋季大祭♫»

 周南市と市民の繁栄間違いなしの御神託がありましたよ♫

(ギャラリー三匹の猫)

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