コラム・エッセイ
コロナ禍の映画♪
随想 猫の目 吉原 雍《私は犬じゃないわ》
コロナ巣ごもりのお陰で(笑)今年のハリウッド・アカデミー賞受賞映画を2本観た♪
1本は以前ちょっと書いた中国人女性監督の「ノマドランド」。もう1本が今回の韓国からの移民を描いた映画「ミナリ」。
韓国女優ユン・ヨジュンさんが韓国人初(アジア人初?)の助演女優賞を取った。
その記者会見の質問4つの内2つ?が、この映画の製作総指揮者・俳優のブラッド・ピット関連だったとか。
「彼はどんな匂い(smell)がした?」と問われ「私は犬じゃないから」と横を向いたらしい。
「いいね、座布団3枚!!」と僕は思った♪
ブラッド・ピットはハリウッドの大スターだが、受賞したのは韓国女優のユン・ヨジュンだ。
最近のアメリカ社会は何かにつけ分断され、人種差別が横行中と聞く。
自由平和主義のハリウッドが韓国を差別したとは思えないが、受賞女優を無視した失礼千万な会見だった。
《韓国映画・ミナリ》
さて映画は、アメリカで農園経営を夢見て、カリフォルニアから、もっと田舎のアーカンソーにトラックで移住した、若い韓国人共稼ぎ一家の挫折と再起の物語。
ユン・ヨジュンさんは韓国から呼ばれて娘一家と暮らす祖母役で、韓国語しか話せないが明るくてタフな人生の知恵者。
韓国から持参して水辺に植えた「セリ(韓国語ミナリ)」が繁ると、得意気に孫に話した。
「ミナリはおいしくて雑草みたいに強くて、金持ちも貧乏人も食べると元気になるよ♪」
その彼女が脳梗塞で倒れ半身不自由になり収穫した野菜の倉庫を火事にしてしまう。
農園経営は挫折し夫婦も離婚危機に陥った。
だが最後は、ミナリを見習い、元気になってもう一度ガンバロウでメデタシ、メデタシ♪
僕は名作「風と共に去りぬ」のタラの大火シーンを思い出した。
スカーレットが言う。「私、二度とひもじい思いはしないわ」
《映画館は3密じゃない♪》
さてこの際映画の肩を持って応援しておこう。
「映画ってスバらしい♪、そして映画館は3密でも悪の巣でもない♪」
隣町のシネコンは駐車場が広いし、雨に濡れない。
チケットの無人販売機は老人でも使える。
入口でポプコーンとコーラ買って、お盆に入れて持ち込んで上映中にモグモグも楽しい♪
館内は3密どころか前後左右上下が観客数名でガラガラ、風通しグー♪
イビキかいて寝る、前席に足を延ばす、映画を隠し撮りするとか何でもできそうだが、絶対やめよう♪
《さて最後に一句》
うっとうし 五輪 徳大 コロナ梅雨
(ギャラリー三匹の猫)
