コラム・エッセイ
政治責任ってナニ?
随想 猫の目 吉原 雍《もたつくオリンピック》
先日、オーストラリアの公共放送ABCが「呪われた東京オリンピック」という番組を放送したらしい。
見ていないが「この5年間それほどスムーズには進んでいない」という内容だったらしい。
外国から言われなくても日本でもそう思う人はいっぱいいる。
「東日本大震災の復興、特に原発処理がはかどらないのに、はしゃぎ過ぎ」という声は、始めからあった。
オーストラリアの放送局が挙げたもたつき例にいくつか追加して紹介しよう。
①メインスタジアム設計料が高価すぎて、設計士を急きょ変更。
②東京への招致活動に買収疑惑が噂されJOC竹田会長が退任。
③大会エンブレム(ロゴマーク)が盗作疑惑で却下。
④猛暑を避けマラソン会場が札幌に変更。
⑤新型コロナで大会が1年延期。
⑥経費が、原案の70億ドル(7,700億円)➡現在は350億ドル(3兆8千億円)に膨張。
⑦組織委の森会長が女性蔑視発言で辞任。
⑧その後もコロナ対応のもたつきと経済不況が重なって、開催まで残り1カ月の現在、オリンピック開催の賛否で国論が二分した(反対の方が多い)。
《ここまで来たらもう戻れない政府》
さて、とは言え、これから政府と関係者がたどる道は一本しかない。
「時間がない。ここまで来たらもう戻れない。国民の皆さん、不満はあろうが黙ってついてきてほしい」
言い回しや理屈は違うけど、こういう手法は第2次大戦の頃と同じ気がする。
《なあなあ懐柔される国民》
戦前、ほとんどの日本人は真実を知らなくて、一部指導者の言うがままにミスリードされて破滅した。
だが今は誰もが事実を知っている。そして賛否両論も堂々と言える民主主義なのに、流れを変えられない。
そしていつの間にか「1億そろって突き進もう」的な「なあなあ懐柔路線」に転向。戦前の日本に似てくる(笑)
♫ワクチン打ってバイバイコロナ。
ちょこちょこ酒飲み、オリ・パラ・バンザイ♬
平和ニッポン、チョチョイのチョイ♪(作者不明)
《沖縄慰霊の日》
突然ですが明日は76年前、9万4千人の島民が亡くなった沖縄戦終結の日。オリンピックも平和なればこそ♪
「後世、沖縄県民に格別の配慮あらんことを」の電報を発信して自決した大田実司令官の想いに僕たちは応えているだろうか。
《最後に三匹の猫の「夏のかすり展」♪》
久留米絣「儀右エ門」と備後絣「カスリラ」や素敵な小物もいっぱい♪6月27日まで。
(ギャラリー三匹の猫)
