コラム・エッセイ
戦後77回目の熱い夏
随想 猫の目 吉原 雍《熱闘、甲子園♫》
山口県代表の私立下関国際高校が快進撃。あれよあれよという間に決勝戦。
相手は東北代表で強豪の呼び声高い仙台育英学園高校。
余談だが育英はロータリークラブの「インターアクトクラブ第1号」で、60年前から清掃奉仕などで活躍中。
ネットには「相手は戊辰戦争の長州。150年前の恨みを晴らし、白河の関を越えて優勝旗を持ち帰れ」と勇ましい一文も♪
結果は8対1で育英が勝ったが、下関も良く健闘したね。
青春は、平和は、素晴らしい。栄冠は君たちに輝く。おめでとう♫
《お盆・年寄り・一人墓参》
さてお盆には例年のように墓参りし、草むしりし、線香を手向けて来た。
だがご承知のように今年の夏は連日34℃の猛暑。
日照りの中、フーフー言いながらお墓に到着した僕は、いざ草抜きとしゃがんだ。
たちまち頭がモーロー、体はカーッとほてり、汗が噴き出した。
広い墓地を見渡すと白い墓石がズラリと並ぶだけで、人もノラもカラス一羽、見当たらない。
「熱中症で倒れても秋まで発見されないかも」とイヤな気分がした。
そんなふがいない墓参の反省かたがた、皆様にご忠告。
「年寄りの(冷や水と)一人墓参は危ない」
冷や水の方も、墓地の井戸は枯渇直前、今の世に似て先行き不安。
《終戦記念》
ところで道すがら「○○伍長」「昭和〇年戦死」など他家の墓碑が目についた。
最近77年間、日本は戦争なしで来たから「仏様はどの戦争で戦死されたのかな」と改めて思った。
《戦争なしの103年》
実は明治維新から今年まで「155年間」のうち、日本が戦争しなかったのは日露戦争終結(明治38年)から満州事変勃発(昭和6年)までの「26年間」プラス最近の「77年間」。
合計「103年間(全体の66%)」が平和だったんだよ♫
《戦争ありの15年》
だが満州事変から太平洋戦争終戦までの「15年戦争」はひどかった。
日本人戦没者は310万人に達した。(内訳は軍人230万人、外地の一般人30万人、内地の一般人50万人)
また沖縄の戦没者約20万人(うち軍人約9万4千人)、広島原爆約32万人、長崎原爆約18万人、アジア全体では3千万人超と言われる。
《最後は、戦争を知らない子どもたち》
先日某テレビが小学生たちに「第2次大戦」について聞いた。
驚いたことに半数が「知らない」と答え、さらに「いつの話?」「どこと戦争したの?」「勝ったの?負けたの?」などと応じた。
日本、どうする?
(ギャラリー三匹の猫)
