コラム・エッセイ
ああ、オリンピックよ
随想 猫の目 吉原 雍《冬のオリンピック♫》
スピードスケート女子の小平奈緒選手は、小柄な体、くりくりした可愛い目の女の子。
その彼女が先日、500メートルで夢の金メダルを獲った!! 36秒94のオリンピック新記録で!!(以下僕の感想)
スタート直前の表情がテレビに映った…鋭い目つき、低い姿勢、張りつめた筋肉。
それから先は、テレビの秒針が刻一刻と時を刻む中、解説者の声がはずんだ。
「100メートル、10秒で通過、いいですよ!!」「腕を大きく振って、スケールの大きい滑りができています、いいですね!!」
そして「ゴール!! 36秒94、やりました!!メダル確実!!」
36秒間、涙でかすむテレビを見ながら、僕は言葉にならない歓声をあげ続け、ただ拍手!!
僕だけじゃなく、日本中が興奮し感動し、幸せな気分になったに違いない♫
《古代オリンピック》
さて大会はこのように無事平穏に進み、日本もメダルを10個獲得してハッピー。
だが、ご承知のように北朝鮮の突然の参加希望により、一時は先行きが不安視された。
あのとき思ったのは「古代ギリシャの体育(=古代オリンピック)、音楽、詩の競技会」のこと。
紀元前8世紀に始まった、主神ゼウスを祭るこのオリンピア祭は、4年ごと、8月の満月のころ、行われた。
素晴らしいのは「祭典の前後7日間は聖なる休戦(=手をつなぐ)と呼び、あらゆる戦争、紛争を禁止した」こと。
この祭典は評判が良くて、4世紀末、異教禁止令によって廃止されるまで約300回も開かれた。
《近代オリンピック》
ついでに話しておこう。(笑)
古代オリンピックがクーベルタン男爵の尽力で近代オリンピックとして復活したのは1500年後。(1896年、第1回アテネ大会)。
当初は夏だけの大会だったが、屋内リンク場の出現に伴い、1924年、冬の大会も開始。
《近代オリンピックのモットーは》
「より速く、より高く、より強く」だが、最近は「より美しく」を追加する人も多い。
クーベルタンは、1500年間の空白の反省から考えた。
「オリンピックを通して友情、連帯、フェアプレーの精神を世界で共有し、平和な世界を目指そう」
「オリンピックで重要なのは勝つことではなく参加すること。大切なのは征服ではなく立派に戦うこと」
《だがオリンピックは》
いまや国威発揚と金もうけの場に堕落したと嘆く声が大きい。
《最後に三匹の猫》
いま、地元作家8人の「創作人形・ひな展」開催中♪
(ギャラリー三匹の猫)
