コラム・エッセイ
旬な常識
随想 猫の目 吉原 雍《ヤリイカ蒸発》
寿司屋や料理屋さんの水槽の中にはタイやヒラメやアジが泳いでいて、ミニ竜宮城みたいで楽しい🎶
「今晩は」
「いらっしゃい。何にしましょう?」
「甘いヤリイカちょうだい」
「すんません、ことしになってずっといなくて」
「海には、いるの?」
「たぶん少し。(笑)だから獲れても私らの手には入りません。それにほかの魚も不漁なのを見ると、どうも海底はこの爺(じじい)と同じで長くない。(笑)」
こりゃあ大変だ、ヤリイカだけじゃなくて、魚族受難の日がひたひたと迫りつつあるらしい。
《ヤリイカのない春なんて》
それで思い出したのが昔、俳優の芦田伸介さんがやった「クリープのないコーヒーなんて」というCM。僕なら「ヤリイカのない春なんて」。(笑)
とは言え、これがイカだから怒るのは僕だけだが、もしお米や野菜なら日本中の不満が爆発して、国民全員がいま話題の共謀罪で牢屋にぶち込まれそう。(笑)
《旬のものを》
旬の時に食べられないのはつまらないと、僕の世代なら皆思う。だがそれは年寄り世代の感傷かもしれない。
僕の世代には、皆がほぼ共有するそれなりの季節感、慣習、感性、常識などがあった。
だが今の若い世代は僕たち世代が思う以上に(無季節、無慣習、無国籍、無性別、無常識、無感性で、旬なんて無関心)かもしれないよ。
《常識がガラリ》
彼らは生まれた時から(地球温暖化、大災害、核・ミサイル、戦争、難民、移民、自己中心、少子高齢化、受験戦争、就職難、結婚難、貧富差、低福祉など)恵まれない環境の中で育っている。
しかも世界中の同世代がほぼ同様の環境で育つわけだから、これからの地球人の常識は、これまでの常識とガラリと様変わりすることも考えられるよ‼
《様変わり常識例》
米国のトランプ大統領は70歳、若くはないが、様変わりした常識?の一例として。
(昨年の大統領選挙時にロシア政府がトランプ応援のためインターネットに介入し、米国世論を誘導した疑惑を捜査中だった)FBI長官が先週突然、更迭され、追及するマスコミの定例記者会見中止も示唆した‼
個性的なトランプ氏の登場で、僕も世界の政治常識が様変わりするかと思った。
だが、突然火を噴いたこの騒動は民主主義の根幹をゆるがす大問題。展開次第では重大事態も予想されそう。
日本も常識破り政治家が目立つが、危ない。(笑)
《いま三匹の猫は》
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(ギャラリー三匹の猫)
