コラム・エッセイ
高杉晋作の力士隊♪
随想 猫の目 吉原 雍《大相撲九州場所は》
テレビを見ている間にも、また何か騒ぎが起きるんじゃないかと胸騒ぎを覚えた。モンゴル出身横綱・日馬富士の暴力事件のこと。
それにしてもマスコミは、火に油を注ぐのが仕事かと勘ぐりたくなるくらいしつこくて、うんざりした。
とかく問題のNHKだが、大相撲中継だけはNHKの独占で良かった。もし民間テレビも参加していたらもっと大騒ぎになっただろうから。
《横綱・日馬富士は》
言語、習慣がまったく違う日本の相撲界で努力して横綱になった男だから、気が強くて根性があって我慢強い人物だと思っていた。
以前、徳山高専のモンゴル留学生が「モンゴルで一番人気は日馬富士です。モンゴル人は彼のタイプが好きです」と話していたしね♪
だからその彼がひとたび酒に酔うと、たちまち暴力男に変身するなどとは想像もしなかった。
だから僕は今でもよほどの理由があって、モンゴルの後輩力士を殴ったのだろうと思っている。もちろん暴力は絶対に許せないことだが。
《対する貴乃花親方の》
「相撲協会に報告し相談したらもみ消されるから、まず警察に訴える」的な行動のせいで、事件は明るみに出て大騒ぎになった。
今やモンゴル中に知れ渡り、成り行き次第で国際問題にもなりそう。まして日本国内では警察沙汰になり、日馬富士のクビにまで発展しそう。
大相撲ファンの僕は、まだこれからでも当事者たちの和解と、貴乃花の告発取り下げの道はないものかと願っている。
だが世間には「貴乃花ガンバレ、この機会に古い相撲界を一掃すべし」とする急進派も多いようで、先行きはわからない。
《奇兵隊・力士隊》
この続きはまたの機会にして、幕末の長州藩で、藩お抱えの相撲取りが力士隊を結成し、活躍した話をご紹介しておこう♪
高杉晋作の奇兵隊は二百余の諸隊から構成され、その中には猟師、漁師、神主、僧侶などの隊もあれば力士隊もあった。
力士は幕下の二、三、四段目クラスで、ふだんは江戸屋敷に詰めていたが、幕末には萩に馳せ参じ、毛利敬親に面会、火縄銃などを賜った。
草相撲も含め総勢五十名の力士隊は、来島又兵衛の遊撃隊に所属、金剛棒や長槍を武器に京都・蛤御門の戦いなどに参加、戦死者も出した。
主要メンバーは次の通り。山分勝五郎、錦川長五郎、菊ケ浜亀吉、若稲荷勝蔵、山猫万吉。強そう♪
《三匹の猫は》
三十日(木)から十二月三日(日)まで絵画の「旺玄会山口支部展」♪
(ギャラリー三匹の猫)
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