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文化 : 下松市のニュース
【山口県】[文化交流の花ひらく とうきょう総文2022]出場 下松高・写真、放送
文化下松市第46回全国高等学校総合文化祭東京大会(7月31日~8月4日)
下松高・写真、放送 西村、吉川さん写真で全国へ
放送・朗読で小笠原さんも
下松高美術部(田中星子顧問、藤井孝美指導員、54人)2年の西村七海さん(17)と3年の吉川桜優さん(18)が2021年11月に山口県周南市の周南市美術博物館で開かれた山口県高等学校総合文化祭(総文祭)の写真部門で優秀賞を受賞し、全国総文祭に出場する。
西村さんの「闇の目線」は校舎内で部活動中に友人を撮影した写真を組み合わせたもの。階段を上る姿を目で追っている作品で、コロナ禍でも希望に向かっていくようすを表現している。
吉川さんの作品は部活動で長門市の廃校を訪れて撮影した写真。今は誰もいなくても、校舎に残されたいすやガラスに生徒や教員の想いが眠っているようすを表現し、「無に在る」とタイトルをつけた。
高校から本格的に写真撮影を始めた2人。普段は「おもしろい写真を撮ろう」を念頭に活動に励んでいる。今回の作品はもともと同校の文化祭の展示用に撮影したものだったため、総文祭で入賞するとは思わず驚いたという。
作品は31日(日)から8月4日(木)まで東京都美術館に展示され、全国から集まった約300点から優秀作品が選出される。2人は期間中、講習会や撮影会に参加する。
西村さんは「東京で出会う驚きに負けず、いつも通りの自分で頑張りたい」▽吉川さんは「東京滞在は初めて。知らないことを新しい視点で見てみたい」と意気込んでいる。
同校からは放送部3年の小笠原涼乃さん(17)も山口総文祭で、2分以内で県にゆかりのある作品の文章を読む放送部門・朗読に出場し、横山秀夫著『出口のない海』の一部を読んで最優秀賞を受賞。8月3日(水)と4日(木)に開かれる全国総文祭に出場する。