2026年04月17日(金)

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経済 : 周南市のニュース

4,500万円も成果につながらず しゅうニャン市プロジェクト検証

 周南市広報戦略課は「しゅうニャン市」の愛称を使ったシティプロモーション事業の検証報告書を19日、市議会企画総務委員会に提出した。この「しゅうニャン市プロジェクト」は2016年度に始まり、19年度の5月に就任した藤井市長が中止させるまで続いた。報告書では「周南市」に対する全国的な認知度は向上したが、市民の市に対する「愛着度」などが低下し、成果につながっていないとしている。

■市長選でも争点に

 同プロジェクトは「市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の取り組みでその“目指すもの”では「市民のまちへの『誇りの高さ』『愛着の深さ』を喚起し、まちの課題は市民が主体的に解決していく習慣を息づかせることが大切」としていた。

 しかし18年度の市民意識調査では周南市に愛着を「感じている」「どちらかといえば感じている」は5年前より11.9ポイント下がって70.8%だった。

 市民の間でも同プロジェクトへの反発は強く、4月の市長選でも存続するかどうかが争点になり、存続を訴えた現職が廃止を主張した新人の藤井氏に敗れた。

■SNSのフォロワーは急増

 同プロジェクトではホームページに特設サイトを開設し、市内にポスターを張り、職員の名札や名刺にも使い、17年10月には全国紙に1面広告も掲載した。18年の9月から11月にかけては全国キャラバン「走れ、しゅうニャン市」を実施して職員が全国を巡った。

 事業費は16年度から18年度までの3年間で4,538万千円。報告書では広告費に換算すると17年度は5,127万円、18年度は5,210万円の効果があったとしている。

 缶バッジを受け取ったサポーターズは2万8,452人、企業などのパートナーズは266事業所。SNSの「フェイスブック」のフォロワー数は約10万人増えて10万6,112人、「ツィッター」は1,600人増えて2,492人、「インスタグラム」は1万47人だった。

 この結果、認知度調査では「周南市を知らない人」がプロジェクト開始前に比べて5ポイント下がって34.9%になり、「認知度の向上がうかがえる」としている。

■グッズはパートナーズに

 今後のシティプロモーション事業について「シビックプライドの醸成につながるよう、市への愛着や誇りが育まれるような取り組みを市民の意見・アイデアを取り入れながら、市民、企業・団体、行政が連携・協力して進めていきたい」と結論づけている。

 あわせて、移住定住でも、訪れるだけの交流人口でもない、市出身者や市内に勤務、通学したことのある関係人口に着目した事業展開を検討するとしている。

 同プロジェクトでは全14種類のノベルティグッズを作り、手首に付けるラバーバンド200個▽シール200枚▽おみくじ7,800枚▽トイレットペーパー900個▽ハンカチ500枚▽クリアファイル1,500枚▽うちわ1,800本▽ビニール袋5,700枚▽デザイン缶バッジ2,600個▽レターセット500セットが残っているが、パートナーズの企業・団体に記念品として渡すことにしている。

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