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経済 : 周南市のニュース
Chutoku残糸ふろしき 「大量生産の1点モノ」優しい肌触りのボーダー柄
経済周南市周南市久米の中特ホールディングスが下関市のうるとらはまいデザイン事務所と協力して衣類などの生地を作る時に残った糸を使った「Chutoku残糸ふろしき」の企画生産を始めた。蔦屋書店徳山駅前図書館店で販売している。
残糸はボーダー(しま柄)やチェック柄の生地を作る時に残った糸で、産業廃棄物として処分されてしまうことから、同デザイン事務所が中特ホールディングスに相談し、同社が風呂敷を提案、実現させた。
国内の工場で出る残糸を国内で織って作っているが、メンズYシャツの残糸を使っていて綿100%で、優しい肌触りが特徴。表面がボーダーで裏面が無地。大きさは90センチ四方。値段は1,980円(税別)。
一度に500枚を生産するが、この500枚がなくなっても材料の残糸が変わるため、同じ製品は作れない「大量生産の1 点モノ」。500枚ごとに柄や色の組み合わせ、素材、加工方法、配色もデザインする。近く下松市の国民宿舎「大城」でも販売を始める。
中特ホールディングスは6社で構成する中特グループの中核会社。同グループは「私たちは生活環境革命で人々を幸せにします」の企業理念のもと、一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物処理、リサイクル、下水道メンテナンスなどの事業を展開している。
問い合わせは同社(0834-26-0500)へ。