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経済 : 周南市のニュース
周南市発祥フロンティア Qボード上場 一般投資家向け、知名度向上も
経済周南市山口県周南市発祥の自動車パーツの企画販売業、フロンティア(山田紀之社長、本社・福岡市)が11月1日、福岡証券取引所の株式市場「Qボード」に株式を上場した。2018年に上場した東京証券取引所のプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」から一般投資家向け市場である「Qボード」へのステップアップで、会社の知名度向上、幅広い投資の呼び込みを狙う。
同社は、雨天時でも車内の換気ができる雨よけのサイドバイザー、フロアマットを企画開発し、製造委託先の中国メーカーから輸入した製品を国内販売。児童向けパソコン玩具の受託製造も手がけている。
周南市鹿野出身の山田社長(46)が同市で2002年に立ち上げた中古車販売業の「CARフロンティア山田」が前身。03年に有限会社になり、06年に日本で初めてプライベートブランドのサイドバイザーの販売を始めた。
08年に株式会社化して現在の社名へ変更。11年に中国・香港に現地法人を設立し、14年に福岡支店を開設。18年の「TOKYO PRO Market」上場は中国地方では初めてだった。19年に本社を福岡市へ移し周南市櫛ケ浜の旧本社を山口支店とした。
サイドバイザー、フロアマットの国内マーケットは1,700億円で、自動車メーカーの純正品が97%を占める。同社のプライベートブランド製品はユーザー向け価格が純正部品の7、8割程度で、サイドバイザーは取り付け時間が純正の4分の1ほどで済む仕様になっている。価格と作業時間で優位に立つ自社製品はまだまだ開拓の余地が大きく、一層の売上増を見込む。
今回の上場による新株発行で得た資金は、多様な車種に対応するフロアマットを製造するため、山口支店の工場建設と機械購入に充当。地元への設備投資と雇用創出を図る。山田社長は「上場は当社が永続していくためのプロセス。企業として世の中が求めるサービスを提供し続け、創業地への恩返しができればうれしい」と話した。
