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経済 : 周南市のニュース
50歳の松岡頭取就任へ 12年ぶりトップ交代
経済周南市山口県周南市の西京銀行は25日に取締役会を開き、4月1日付けで松岡健(けん)代表取締役専務(50)が代表取締役頭取に、平岡英雄代表取締役頭取(66)が代表取締役会長に就任する人事を決定した。新旧2人の頭取が記者会見して12年ぶりとなる頭取交代の経緯などを説明した。50歳は全国の地方銀行のトップでは最年少。
平岡氏は2010年6月に代表取締役頭取に就任。当時、7,146億円だった預金を12年間で1兆7,081億円に増やし、県内シェアも11.2%から18.7%に伸ばした。貸出金も5,393億円だったが1兆3,994億円に増やし、県内シェアは12.8%から22%に上昇した。
記者会見で平岡氏は今季の決算は最高益を確保し、今後の3年間も好調な業績を維持できる見通しであることから「若い頭取がチャレンジしていくのに最適の時期。新しいイノベーションを起こしてくれるものと期待している」と述べた。
松岡氏は奈良県大和郡山市出身で、京都大学法学部を卒業。日本長期信用銀行、銀行系のコンサルティング会社などを経て10年5月に同行の執行役員総合企画部長に就任した。昨年4月まで総合企画部長のまま、11年6月に取締役、15年に常務、18年に専務、20年に代表取締役専務に昇格した。入行後はシステム移行など企画分野で手腕を発揮し、平岡氏は松岡氏の頭取就任に「3年ぐらい前からイメージしていた」と話した。
松岡氏は、頭取として「不易流行、変わるものと変わらないもののバランスが大事と考えている」と話し、山口県の現状について「活力ある方々が多いのに資金面でお手伝いできる金融機関が足りていない金融過疎が課題。期待される役割は増えている」と述べた。
優秀な人材を紹介するなど、特にIT化、DX化のサービスを地域の企業に提供することに積極的に取り組むと述べ、資金融資以外の業務で企業の生産性をあげていくことにも注力する考えを述べた。
