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経済 : 周南市のニュース
はつもみぢと県農大コラボ 学生栽培の酒米で純米吟醸「六三一」
経済周南市山口県周南市飯島町の酒蔵、はつもみぢ(原田康宏社長)が、防府市牟礼の県農業大学校(藤村誠校長、60人)の学生が育てて収穫した酒米を使い、日本酒「六三一(ろくさんいち)」を完成させた。8日から、同社、道の駅ソレーネ周南など県内18店で販売している。
同社は2020年、県のオリジナル品種の酒米「西都の雫(しずく)」を使った商品開発を進める同校に賛同し、醸造を担当。商品開発は、農産物の価値を高め農家の所得向上を図る6次産業化の講義の一環で、商品名やラベルは当時の2年生が専門家へのプレゼンテーションを経て決めた。
商品名はこの酒米を育てた防府市の大平山のふもとにちなみ、同山の標高631メートルから命名。6次産業の「六」、毛利の3本の矢の「三」、同校初のブランド商品を表す「一」も重ねている。2020年に1,300本、21年に1千本を生産し、いずれも完売だった。
2021年に収穫した西都の雫は1,080キロ。同社が昨年末から醸造を始め、2月中旬に1,600本を製造した。六三一は、精米歩合56%の純米吟醸で、720ミリリットル、1,800円。すっきりとした風味が特徴だという。
同日は同社で完成披露があり、原田社長(53)と同校の堀晴喜さん(19)が出席。原田社長は「今回はいただいた米が素晴らしかった。少し甘口で女性にも飲みやすい酒になったと思う。私どもだけでなく農大生の皆さんの思いが詰まっていることを、飲みながら感じてもらえれば」と話した。
堀さんは「田植えから収穫までは、機械に乗ってまっすぐ進むこと、きれいな田んぼ作りなどで大変なことがあったが、自分たちが生産して加工してもらったものができるのはうれしい」と喜んだ。
