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経済 : 周南市のニュース
セメント製造のCO2回収 6月から三菱重工エンジと実証試験
経済周南市山口県周南市御影町の総合化学メーカー、株式会社トクヤマ(横田浩社長)は、神奈川県横浜市のプラントエンジニアリング会社、三菱重工エンジニアリング(MHIENG)と共同で6月から、周南市の徳山製造所南陽工場のセメント製造部で、二酸化炭素(CO2)回収の共同実証実験を始める。実証期間は2023年2月まで。
セメント製造では石灰石(炭酸カルシウム=CaCO3)を原料とするため、製造過程でCO2の排出が避けられず、同社は年間180万トンを排出。今回の実証実験では、MHIENG独自の小型CO2回収装置(高さ2メートル、幅7メートル)をセメントプラントに設置し、長期連続運転の信頼性評価、CO2ガス内の不純物データの分析を実施する。1日あたり0.3トンのCO2回収を見込む。
MHIENGはCO2回収技術で世界をリードしていて火力発電所などで商用実績があり、株式会社トクヤマはセメント産業の課題であるCO2回収技術の実装化を目指す。同社は2050年度カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めていて、セメント分野でも脱炭素化に注力していく。
