2022年08月08日(月)

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経済 : 周南市のニュース

【山口県周南市】(株)トクヤマ 電子・健康・環境の投資増 水素装置の事業化も

  • 会見する横田社長(左)

 山口県周南市の総合メーカー、(株)トクヤマの横田浩社長は23日、同市御影町の徳山製造所で記者会見を開き、「中期経営計画2025」で取り組む成長分野の電子、健康、環境の進ちょく状況と水から水素を作る水電解装置の事業化などを発表した。

 電子分野は需要の大きい半導体の放熱材である窒化ケイ素の2022年度内の製品出荷、健康分野では歯科器材の売上高を2020年度比で25年度に120%とすること、環境分野では2023年4月に北海道で始める廃石膏ボードリサイクルなどを説明した。2022年度の設備投資総額は21年度の333億円から462億円に増える予定。

 水電解装置の事業化はこの日が初めての発表。昨年新設した柳井市の先進技術事業化センターに装置の組立工場をつくり、国内外の販売を見込む。

 水電解装置は、電気で水を酸素と水素に分解し水素をつくるもので、電気は風力や太陽光などの再生可能エネルギーを活用した余剰電力を用いる。二酸化炭素(CO2)が発生する石炭火力発電と異なり、再生可能エネルギーでの発電はCO2が伴わない。水素は石炭からの代替燃料や化学原料として用途があり、横田社長は需要について「間違いなく伸びていく」と話した。