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【山口県】徳山下松港にハイブリッド曳船 西日本初、2025年運行予定
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左から西山社長、金子常務、河野部長代理、梶山支店長、藤井市長
広島市の港湾運送会社、シーゲートコーポレーション(西山寛社長)が2025年を目途に、二酸化炭素(CO2)排出量が少ないモーター駆動式のハイブリッドEV曳船(えいせん)1隻を徳山下松港に投入する。ハイブリット曳船の運行は西日本では初めて。
同社は徳山下松、岡山県の水島、広島県の呉、福岡県の門司、博多の各港に曳船を持ち、徳山下松港は最多の3隻を配備。1966年から同港で運行を開始し、現在は主に全長200メートルから250メートルクラスの大型船の離着岸をサポートしている。
稼働中の曳船はすべてA重油を燃料とするディーゼルエンジン方式。新造する曳船は大容量のリチウムイオン電池を備え、陸上の急速充電器で充電して電動モーターで推進する。作業中の電池残量の不足を補うため、発電機を搭載したハイブリッドEV方式を採用する。大きさや出力は既存の曳船とほぼ同じで全長35から37メートルほど、4千馬力。竣工時に3隻のうちの1隻と置き換える。
徳山下松港は、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化を目指す「カーボンニュートラルポート(CNP)」として、国交省から全国6港のうちの1つに選ばれ、2021年2月に国や市、企業などでつくるCNP検討会が発足した。同社はハイブリットEV曳船を導入することでCO2排出量の削減に貢献する。
4日に同社の西山社長(63)、金子隆義常務、梶山茂徳山支店長、曳船事業部の河野満治部長代理兼課長が周南市役所を訪れ、藤井律子市長にハイブリットEV曳船の導入を報告した。
西山社長は「地球温暖化対策として船から排出するCO2を減らす中、バッテリー動力の船は究極のものだと思う。発電機用燃料を段階的にバイオ燃料に置き換え将来は完全ゼロ・エミッション船を目指したい」と話した。
