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経済 : 周南市のニュース
【周南市】特許機械で負担軽減、生産性アップ あすなろ工業
経済周南市山銀でSDGs宣言
土木施工管理やコンクリート工事を手がける山口県周南市大河内のあすなろ工業(中津井均社長)は8月29日、国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に取り組むことを表明する「SDGs宣言」を公表した。
SDGsは2015年に国連で採択された経済、社会、環境のあり方についての世界共通目標。働き方の改善、資源の有効活用、健康と福祉の促進、貧困や飢餓の撲滅など17項目がある。企業への社会的な要請にもなっていて、SDGs宣言は地域社会や顧客へのPRにつながる。
同社は1998年に創業。2006年に法人化し、土木工事、造園、建築を手がけ、経年劣化や地震などで傷んだコンクリート構造物の強度回復や長寿命化を実現する「IPH工法」での工事に力を入れる。
作業日報アプリ導入によるペーパーレス化と業務の効率化、照明設備のLED化など環境負荷の低減に取り組んでいる。何でも言い合える風通しのよさと、権限を与えられた社員が自分で考えて仕事に専念する環境で定着率も高い。地元人材の雇用、地元業者からの物品資材調達など地域社会の貢献にも積極的だ。
左官作業時間を大幅に短縮できる「コンクリート不陸調整機」を開発し8月末には特許を取得。社員の負担軽減と生産性向上が期待される画期的な装置で、今後は製造販売を視野に入れて業界全体の作業効率改善を狙う。
同社のSDGs宣言には、山口銀行が協力した。同行は企業のSDGsへの取り組み支援を2021年に開始。チェックシートで企業の取り組み状況をつかみ、対応が必要な項目を整理して「SDGs宣言」の文書の策定までをフォローしている。
中津井社長(44)は「社員の働き方や待遇をさらに改善しながら、当社でできることをさらに拡大していきたい」と話した。
コンクリートのIPH工法(同社HPより)
特許を取ったコンクリート不陸調整機(同社提供)
あすなろ工業の社屋
あすなろ工業
周南市大河内1579-2
TEL.0833-91-2161
