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経済 : 周南市のニュース
【周南市】徳機グループがSDGs宣言 西京銀行の支援で、環境や職場づくり
経済周南市山口県周南市の徳機㈱(岡田哲矢社長)を中核にした徳機グループ(岡田代表)が12月7日、SDGs宣言を公表した。西京銀行の「さいきょうSDGsコンサルティングサービス」を利用して「高品質な製品・サービスの提供」「環境への配慮」「働きやすい職場づくり」「社会貢献・地域貢献」の4項目をまとめた。
参加した企業は徳機のほか、徳機工事㈱、㈱徳機製作所、新山陽剪断㈱、毎日興業㈱、岡田産業㈱、㈱周南自動車センター、㈱アイテックス、神栄鉄鋼㈱とインドネシアの子会社「PT TOKKI ENGINEERING AND FABRICATION」で、従業員は約800人。
SDGsは国連が定めた持続可能な開発目標で、人権や環境、経済など17項目あるが、SDGs宣言ではこれまでの同社の環境問題や社会貢献・地域貢献からSDGsの各項目に合致する活動をまとめた。
「働きやすい職場づくり」では、子どもが大学に進学した場合に月額7万円を支給する「子女教育手当」や社内旅行、大忘年会など同グループならではの活動も入っている。
「環境への配慮」ではISO14001の取得や太陽光発電所の運営があり、須々万にある発電所では徳機で使用する電力をほぼまかなうことができ、電力の使用による二酸化炭素排出をゼロにしている。
同社では、社内への掲示や宣言内容を記載したカードを社員に配るなど宣言したことを社員に周知し、内容も随時、追加、見直しをしていく。
同社は、圧力容器の鏡板などの金属加工、プラントの建設などに取り組んでいるが、事業内容も石油からLNG、アンモニア関連へと環境に配慮したものに変化し、女性や外国人の採用も増えている。
環境問題を含めたSDGsの取り組みを宣言という形で社内外に周知することは、社員の意識向上や、社員の採用活動にも好影響を与えることが期待でき、岡田代表(50)は「会社の知名度を上げ、多くの人が参画できる会社にしていきたい」と話している。