2026年05月15日(金)

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【周南】[㈱トクヤマ]半導体低迷も価格修正で減収増益 23年度決算、年80円に増配

  • 決算を説明する奥野所長(左)

 山口県周南市御影町の総合化学メーカー、㈱トクヤマ(横田浩社長)は26日、グループ全体の2023年度(2023年4月から2024年3月)の連結決算を発表した。

 半導体市場の低迷などで売上高は前期から98億円減り3,419億円となったが、セメントなどの国内販売価格修正などで、本業のもうけを示す営業利益は113億円(前期比79%)増加し256億円。減収増益の決算で増益は6年ぶりとなった。年間配当は前年の70円から80円に増やす。

 セメントや化学品の国内販売価格修正と製造コストの改善が利益の増加に寄与。同様に経常利益は115億円(78%)増えて262億円、純利益も83億円(90%)増の177億円となった。

 期末配当は中間配当の35円から45円に増額。年間配当も前年の70円から80円に増配とした。25年3月期は年間100円を見込み、株主還元の一層の充実を図る。

 2025年3月期の業績は、半導体市場が回復局面を迎えると想定し、売上高を100億円(3%)増の3,520億円と見込む。製造コストの改善も反映し営業利益は73億円(29%)増の330億円とした。

 設備投資額は、23年度の297億から323億円に増やす。一方、セメントについては、国内の需要減少に伴う適正な生産体制の構築と収益力強化のため、徳山製造所に3系列ある製造ライン、セメントキルンのうち1系列を4月1日に停止した。国内のセメント販売に影響は生じないという。

 この日は同市の徳山製造所で会見があり、奥野康所長が出席。「大きなトラブルなく安定運転ができたこと、原燃料価格の低下を含めた製造コストの改善により、収益面で一定の回復ができた」と説明した。

 23年度の主要部門の主な品目、売上高、営業損益は次の通り。

 化成品=カ性ソーダ・塩化ビニル樹脂、1,155億円(前期比1%減)、115億円(67%増)

 セメント=セメント、671億円(15%増)、67億円(37億円の赤字から黒転)

 電子材料=半導体向け多結晶シリコン・窒化アルミニウム・電子工業用イソプロピルアルコール、779億円(15%減)、33億円(52%減)

 ライフサイエンス=医療診断システム・歯科器材・プラスチックレンズ、414億円(10%増)、84億円(15%増)

 環境=イオン交換膜・廃石こうボードリサイクル、73億円(47%減)、△1億円(前期は4,600万円の黒字)

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