2026年07月25日(土)

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経済 : 周南市のニュース

【周南市】ドローンで工場構内撮影 ㈱トクヤマの協力で映像「周南工場夜景」

  • 映像のオープニング

  • ドローンで撮影した場面

フィルムコミッション始動

 山口県周南市が㈱トクヤマ(横田浩社長)の協力で、海上や工場の構内でドローンを飛ばして撮影した映像「周南工場夜景」(13分)を完成させ、市と㈱トクヤマのYouTubeチャンネルで放送している。迫力ある映像が話題になりそうだ。

 この映像は昨年2月、同市を会場に開かれた、全国各地の12都市による工場夜景サミットの事業として制作したもの。撮影は映像作家の堀永州平さんが担当した。

 暗闇に浮かび上がるプラントの照明と白煙をあげる煙突を海から撮影した場面に始まり、工場の構内で照明に彩られたプラントを間近で撮影した映像や、夜間も回り続ける巨大なセメントキルンの映像など工場の操業の様子からプラント群の全景までが出てくる。

 2月23日の工場夜景の日のイベントで放映し、各種のPRイベントでも紹介する。問い合わせは市観光交流課(0834-22-8372)へ。

準備に4カ月 撮影は12時間

 動画制作にあたっては、トクヤマが社内チャレンジ制度「とくちゃれ」の「トクヤマフィルムコミッション」に向けた取り組みの一環として協力したことで、通常では実施できない、夜間の工場内でのドローン撮影などが実現した。

 トクヤマフイルムコミッションのメンバーはエンジニアリングセンター施設グループの山田涼雅さん(27)ら5人。昨年4月に同社に映画などの撮影を誘致することで知名度をあげ、ブランド力を向上させようと発足して今回が初の本格的な撮影。

 撮影は8月と9月に1日ずつで、主に発電設備などのある動力部、巨大なキルンが回転するセメントの製造設備、化成品のプラントを撮影した。撮影時間は午後6時から12時までの6時間。カメラマン2人と市の担当者1人、トクヤマから3人の計6人が参加した。

 撮影は2日間、12時間だったが、これまでカメラが入ったことのない夜間の工場内。撮影場所の選定、安全確保のための製造所内の調整、ドローンの飛行計画づくりと飛行の申請などに4カ月をかけた。山田さんは「不安しかなかったが、完成後に知り合いに見せると関心を持ってくれ、知ってもらえるきっかけになった」と撮影の成功を喜んでいる。

 今後は映画やドラマのアクションシーンや、公共の道路などでは撮影できないシーンの撮影を受け入れることも考えていて「敷地内の景観をどう使えるか、今回が一里塚」と話している。

 「とくちゃれ」の事務局を担当する経営企画グループの中村孝士担当主査(67)は「構内の撮影は家の中に他人を招き入れるようなもの。これまでと真逆のことで、新しい価値が生まれる。扉は開かれた」と、操業開始から100年以上かけて作られ「今も“生きている”」という工場景観に期待している。

山田さん

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