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経済 : 周南市のニュース
㈱トクヤマが初の健康経営銘柄 優良法人に東ソー、シマヤも
経済周南市山口県周南市開成町の総合化学メーカー、東ソー㈱(桒田守社長)と同市御影町の㈱トクヤマ(横田浩社長)、同市都町の食品メーカー、㈱シマヤ(原田道太社長)が8日、社員の健康への取り組みに積極的な健康経営優良法人に認定された。トクヤマは「健康経営銘柄」株式に初めて選ばれ、大規模法人部門で総合評価が全国上位500社の「ブライト500」に2年連続で認定された。
健康経営優良法人は経済産業省と日本健康会議が共同で実施する認定制度で、今回は大企業部門で全国の2,676社が認定を受けた。
東ソーは4年連続の認定。人事部門、労働組合、健康保険組合、健康管理センターで構成される健康づくり委員会が中心となり、体力づくり、生活習慣の改善、メンタルヘルスを3本柱としてウオーキングイベントやメンタルヘルスセミナー開催、食事、睡眠の啓発活動を展開している。
トクヤマは、2020年に「健康経営宣言」を表明。定期健診受診率は100%を維持し、社内喫煙率は毎年低下。社内ウオーキングイベントの実施、全社員対象のストレスチェックで、メンタルヘルスケアを推進している。健康経営銘柄は社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む上場企業を、経済産業省と東京証券取引所が選ぶもの。今回は49社が選ばれた。
シマヤの優良法人認定は2019年から5年連続。社長を健康経営責任者とする健康経営推進委員会を組織し、健診結果に基づく2次健診受診や特定保健指導で、病気の早期発見と重症化予防に努めている。年次有給休暇の取得率向上、行政と連携して健康セミナーを開くなど、社員が心身とも健やかに働ける環境づくりに努めている。