ニュース
経済 : 周南市のニュース
【周南市】[東ソー]ベトナムに現地法人 スポーツ製品の中間原料製造へ
経済周南市山口県周南市開成町の総合化学メーカー、東ソー(桒田守社長)は、ベトナム南部のホーチミン郊外に、スポーツシューズやフィットネスウェアなどに使われるポリウレタン原料「MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)」の需要増に応えるための現地法人を設立する。
来年1月、バリア・ブンタウ省のフーミー3特別工業団地に100%出資の現地法人を立ち上げ、MDIの中間原料である粗MDIの蒸留分離設備「スプリッター」を建設する。スプリッターの着工は来年11月で商業運転は2026年10月の予定。蒸留分離能力は年10万トンで、日本から輸入した粗MDIを処理する。
スポーツ関連製品の工場が多い東南アジアの中でも特にベトナムはMDIの市場が急成長を遂げていて、スプリッターの設置によるMDIの現地生産でタイムリーな供給を実現し、旺盛な需要を取り込む。