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経済 : 周南市のニュース
[OPEN]【周南】引きこもり本人、家族の支え 支援施設「ひなた」がオープン
経済周南市引きこもりの人やその家族を支援する宇部市のNPO法人ふらっとコミュニティ(山根俊恵理事長)が17日、山口県周南市糀町に支援施設「ひなた」をオープンした。
引きこもりは「半年以上学校や職場に行けず、家族以外の人との密接な対人関係が持てない状態が続くこと」で、2022年度の国の調査によると、15歳から64歳までの50人に1人が引きこもりの状態にあるとされる。推定人数は県内で1万4千人、周南市で1,500人。
同法人は宇部市で引きこもり支援施設「ひだまり」、山口市で「ひより」を運営。宇部市、山陽小野田市、山口市から委託を受け、相談対応や本人の居場所づくり、関係機関との連携サポートを展開している。山根理事長は山口大学大学院医学系研究科の教授で精神看護が専門。県東部でも引きこもりの当事者を支えたいと周南市内で開設を決めた。
開所日は月、水、金曜の午前10時から午後4時。事前予約で本人や家族などの個別相談に対応する。本人の居場所確保を目的としたフリースペースを備え、講習会や定期的な勉強会も開く。周南市の委託事業。
16日には同施設で報道機関への説明会があり、山根理事長は「ここは、いつ来てもいつ帰ってもいい所。ひと息ついてまたがんばろうと思える場所にしたい」と話した。
[支援施設 ひなた]
周南市糀町2-26
TEL.0834-33-8099
相談予約は、ひだまり(0836-21-1552)▽ひより(083-902-5980)でも受付け。平日午前9時から午後5時まで。