2021年11月30日(火)

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旋盤で西村さん(下松工高3)敢闘賞に 若年者ものづくり競技大会

  • 左から藤井教諭、松本校長、轡田教諭、西村君、国井市長、鬼武部長

  • 西村さんの作品(後方は素材の円筒スチール)

 8月4、5両日に松山市で開かれた第16回若年者ものづくり競技大会で、下松市の下松工高システム機械科3年、西村颯祐(ふうすけ)さん(18)が旋盤職種で敢闘賞(4位)を受賞した。同校からはコロナ禍で中止だった昨年の第15回大会を挟んで旋盤職種で4回連続入賞したことになり、西村君は「この技術を後輩に伝えたい」と話している。

 同大会は厚生労働省と中央職業能力開発協会の主催。全国から15職種に330人が出場し、県内から6職種に7人が挑んだ。同校からは高い技術を持つ西村君が同校の推薦で出場した。

 旋盤競技の素材は直径70ミリ、長さ72ミリと、直径55ミリ、長さ107ミリの2種類のスチールの円筒。2つの円筒を旋盤で削り出し加工をして、3時間以内で課題のバルブ状の円筒に仕上げ、両方の円筒がネジ溝に沿って一体になるように仕上げるもの。ミリ単位の精度が要求される課題だが、やや課題と違う寸法の部分があったものの、全体的な高い評価で金賞、銀賞、銅賞に次ぐ敢闘賞に選ばれた。

 15日には松本理校長や同科科長の藤井克介教諭、西村さんが所属する“ものづくり部”顧問の轡田(くつわだ)啓佑教諭と市役所を訪問。国井益雄市長や鬼武輝明経済部長に受賞を報告し、田村憲久厚生労働大臣名の賞状やメダルを披露した。

 市長は「ものづくりの街の下松にふさわしい受賞でうれしい。貴重な経験を後輩の皆さんに伝え産業振興に貢献できる人になって下さい」と祝福していた。西村さんはすでに県外の企業に就職が決まっている。